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スバル フォレスターの見積もりを取ろうとして、『EXを付けるかどうか』で手が止まっている方も多いはずです。
結論から言うと、アイサイトXが付くのは名前に「EX」が入るグレードだけで、EXなしとの差額は143,000円です。高速道路や渋滞をよく走るなら付ける価値があり、街乗り中心なら標準のアイサイトでも十分に安全装備はそろっています。
ここでは、全車標準のアイサイトとアイサイトXで何が違うのか、ハンズオフが使える条件はどこなのかを順に見ていきます。
フォレスターのアイサイトとアイサイトXはどう違う?
まず押さえておきたいのは、アイサイト自体は現行の6代目 SL系の全グレードに標準だということです。アイサイトXは、その上に乗る「高速道路向けの追加機能」と考えると分かりやすいです。
- アイサイト(新世代)は全7グレードに標準
- アイサイトXは「EX」が付く5グレードだけに標準
- 付かないのはTouringとX-BREAK S:HEVの2グレード
- 全車速追従機能付クルーズコントロールは全車に付く
『クルーズコントロールはアイサイトXにしか無いの?』と思われがちですが、そうではないんです。前の車について走るクルーズコントロールと、車線の中央を保つツーリングアシストは、アイサイトの基本機能として全車に入っています。
アイサイトXで増えるのは、渋滞時のハンズオフや、自動の車線変更といった高速道路での「もう一段上の手助け」です。
| 機能のまとまり | 主な中身 | 付くグレード |
|---|---|---|
| アイサイト コアテクノロジー | プリクラッシュブレーキ、ツーリングアシスト、全車速追従機能付クルーズコントロール、車線逸脱抑制、標識認識など | 全グレード |
| アイサイトセイフティプラス(運転支援) | 後側方警戒支援、エマージェンシーレーンキープアシスト、ドライバー異常時対応システムなど | 全グレード |
| アイサイトセイフティプラス(視界拡張) | デジタルマルチビューモニター、前側方警戒アシスト、スマートリヤビューミラー | 全グレード |
| アイサイトX | 渋滞時ハンズオフアシスト、渋滞時発進アシスト、アクティブレーンチェンジアシスト、カーブ前速度制御、料金所前速度制御 | EXグレードのみ |
内容はスバル公式の主要装備表(2026年5月版)によります。

アイサイトXが付くグレードと価格差
アイサイトXの有無は、グレード名を見ればすぐ分かります。「EX」の2文字があれば標準、無ければ付きません。
| グレード | パワートレイン | アイサイトX | 価格(税込) |
|---|---|---|---|
| Touring | 1.8Lターボ | なし | 3,850,000円 |
| Touring EX | 1.8Lターボ | 標準 | 3,993,000円 |
| SPORT EX | 1.8Lターボ | 標準 | 4,191,000円 |
| SPORT EX Black Selection | 1.8Lターボ | 標準 | 4,301,000円 |
| X-BREAK S:HEV | ストロングハイブリッド | なし | 4,378,000円 |
| X-BREAK S:HEV EX | ストロングハイブリッド | 標準 | 4,521,000円 |
| Premium S:HEV EX | ストロングハイブリッド | 標準 | 4,642,000円 |
価格は2026年5月改良後のメーカー希望小売価格(消費税10%込)です。
TouringとTouring EX、X-BREAK S:HEVとX-BREAK S:HEV EXは、どちらも差額が143,000円になります。この差額の中に、アイサイトXとドライバーモニタリングシステムなどが含まれる形です。
ここは見落としやすいところですよね。
PremiumとSPORTには、今はEX付きしかありません。2026年5月の改良で、EXなしの「Premium S:HEV」と「SPORT」は廃止されています。
アイサイトXはグレードの装備なので、納車後に販売店で後付けすることはできません。迷っているなら、注文の時点で決めておきましょう。
グレードごとの装備の差をまとめて見たい方は、フォレスターのグレードの違いも合わせてどうぞ。
渋滞時ハンズオフが使える条件
アイサイトXで一番気になるのが、ハンドルから手を離せる「渋滞時ハンズオフアシスト」ですよね。ただ、どこでも手放しできるわけではありません。
スバルの説明では、アイサイトXは3D高精度地図を使い、2車線以上の自動車専用道路で働く機能です。つまり、高速道路や都市高速のような道が前提になります。
- 2車線以上の自動車専用道路を走っている
- 3D高精度地図のデータがある区間である
- 渋滞などで、ゆっくり流れている
- ドライバーが前を見ていて、すぐ運転に戻れる状態である
一般道や、地図データの無い区間では使えません。また、作動中も運転の責任はドライバーにあります。
例えば、こんな場面です。
「朝の首都高、渋滞でノロノロだね。手を離していいの?」
「メーターに表示が出ている間だけね。前は見ておかないといけないよ」
ハンズオフ中も、スマホを見たり目をつぶったりはできません。ドライバーモニタリングシステムが顔の向きを見ていて、前を見ていないと警告が出ます。
作動する速度の上限や細かい条件は、取扱説明書に書かれています。年次改良で変わることもあるため、購入前に販売店で最新の説明を受けておくと安心です。
アイサイトXのそのほかの機能
ハンズオフ以外にも、アイサイトXには高速道路で役立つ機能があります。それぞれ、どんな場面で効くのかを見てみましょう。
- 料金所の手前で、料金所前速度制御が速度を落とす
- 本線に入ったら、全車速追従機能付クルーズコントロールとツーリングアシストで前の車について走る
- 追い越したい時は、ウインカー操作でアクティブレーンチェンジアシストが車線変更を手伝う
- カーブの手前では、カーブ前速度制御が速度を調整する
- 渋滞にはまったら、渋滞時ハンズオフアシストと渋滞時発進アシストで負担を減らす
実は、長い距離で効いてくるのは、ハンズオフよりも「料金所」と「カーブ」の速度調整かもしれません。ペダルを踏み直す回数が減るからです。
『年に数回しか高速に乗らないけど…』という方もいるでしょう。その場合は、全車標準のクルーズコントロールとツーリングアシストで、かなりの部分をまかなえます。
- 毎週のように高速道路や都市高速を使う
- 帰省や旅行で、渋滞する道を長く走る
- 長距離の運転を少しでもラクにしたい
- 街乗りと買い物が中心
- 高速道路は年に数回だけ
- 少しでも本体価格を抑えたい
「自動運転」とはどう違う?
フォレスターについて調べていると、「自動運転」という言葉を見かけることがありますよね。ここははっきりさせておきます。
アイサイトもアイサイトXも、ドライバーを助ける「運転支援システム」です。車が責任を持って運転してくれる自動運転ではありません。
ハンズオフ中でも、周りの状況を見て、何かあればすぐハンドルを握るのはドライバーの役目です。雨や雪でカメラが前を見にくい時は、機能が止まることもあります。
- 「アイサイトがあるから」と車間や前方の確認をゆるめる
- ハンズオフの最中にスマホや画面の操作をする
- フロントガラスのカメラ前を汚れたままにしておく
- カメラ付近にステッカーや吊り下げ物を付ける
カメラの前のガラスが汚れていたり曇っていたりすると、アイサイトは本来の力を出せません。洗車やワイパーの交換は、安全装備の手入れでもあるんです。
旧型SKとの違いと、Xなしでも付く安全装備
中古で旧型も比べている方には、ここが大事なところです。
アイサイトXは、フォレスターとしては6代目 SL系で初めて採用されました。5代目 SK系にはアイサイトXはありません。
| 項目 | 5代目 SK系 | 6代目 SL系(EXなし) | 6代目 SL系(EX) |
|---|---|---|---|
| アイサイト | 全車標準 | 全車標準(新世代) | 全車標準(新世代) |
| ツーリングアシスト | 全車標準 | 標準 | 標準 |
| 渋滞時ハンズオフ | なし | なし | 標準 |
| アクティブレーンチェンジアシスト | なし | なし | 標準 |
| ドライバーモニタリングシステム | 年式・グレードで異なる | Touring・X-BREAK S:HEVはなし | 標準 |
SKの装備は年式とグレードで違うため、中古で選ぶ時は車ごとに確かめてください。SKの年式の違いは旧型フォレスター(SK型)を中古で買うならで見ています。
SL系は、EXなしでも安全装備はかなり充実しています。例えば、世界初のサイクリスト対応歩行者保護エアバッグや、ドライバー異常時対応システムは全車に付いています。

アイサイトXを付けるか迷った時の決め方
ここまで読んで、『結局どっちがいいの?』と感じている方もいるはずです。143,000円の差を、自分の使い方に置き換えて考えてみましょう。
- 月に1回以上、高速道路を1時間以上走るか
- 渋滞の多い道を通勤や帰省で使うか
- 家族で運転を交代する人がいて、疲れやすさを減らしたいか
- 売る時の印象も気にするか
2つ以上当てはまるなら、EXを選んで後悔しにくいはずです。
ただ、EXにすると内装や他の装備も一緒に変わるグレードがあります。アイサイトXだけで判断せず、シートや快適装備の差も合わせて見ておきましょう。
快適装備の比べ方はシートベンチレーション・シートヒーターはどのグレード?、屋根の開放感はサンルーフは必要?で取り上げています。
見積もりはEXあり・なしの2本で取る
実は、EXの差額は本体価格だけでは決まりません。値引きやオプションの組み方で、支払総額の差が143,000円より小さくなることもあります。
「EXなしとEX、両方の見積もりをください」
「承知しました。オプションは同じ条件でそろえておきますね」
こうして同じ条件で2本並べると、本当の差額が見えます。見積書の見方はフォレスターの見積もりの見方で、値引きの目安はフォレスターの値引き相場と限界額で詳しくまとめています。
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内装全体の雰囲気をグレード別に知りたい方は、フォレスターの内装を解説もどうぞ。
試乗で確かめておきたいこと
アイサイトXは、カタログを読むだけでは良さが分かりにくい装備ですよね。できれば、試乗で実際に触ってみるのが一番です。
- クルーズコントロールのスイッチの位置と、速度の上げ下げのしやすさ
- 前の車について走る時の、加速や減速の感じ方
- 車線の中央を保つ時の、ハンドルの手応え
- メーターに出る作動表示が、ひと目で分かるか
試乗コースは一般道が中心のことが多く、ハンズオフまでは試せないことがほとんどです。その場合は、スイッチ操作と表示の見え方だけでも確かめておくと、納車後に戸惑いません。
『高速道路で試したい』と思ったら、販売店に相談してみるのも1つの方法です。長めの試乗の機会を用意している販売店もあります。
よくある質問
フォレスターのアイサイトXはどのグレードに付いていますか?
Touring EX、SPORT EX、SPORT EX Black Selection、X-BREAK S:HEV EX、Premium S:HEV EXの5グレードに標準です。TouringとX-BREAK S:HEVには付きません(2026年5月改良後)。
アイサイトXは後から付けられますか?
グレードの装備なので、納車後の後付けはできません。注文の時にEXグレードを選ぶ必要があります。
EXなしでもクルーズコントロールは使えますか?
使えます。全車速追従機能付クルーズコントロールとツーリングアシストは、アイサイトの基本機能として全グレードに標準です。
渋滞時ハンズオフは一般道でも使えますか?
使えません。3D高精度地図を使い、2車線以上の自動車専用道路で働く機能です。細かい条件は取扱説明書で確かめてください。
旧型SKにアイサイトXはありますか?
ありません。フォレスターでアイサイトXが採用されたのは6代目 SL系からです。SKにはアイサイトとツーリングアシストが付いています。
アイサイトXを付けると何が一番ラクになりますか?
使い方によりますが、渋滞の多い高速道路をよく走る方は、渋滞時ハンズオフアシストと渋滞時発進アシストで負担が減りやすいです。料金所やカーブの手前で速度を調整してくれる機能も、長距離では効いてきます。
まとめ
- アイサイトは全グレード標準、アイサイトXは「EX」の5グレードだけに標準
- TouringとTouring EX、X-BREAK S:HEVとX-BREAK S:HEV EXの差額はどちらも143,000円
- ハンズオフは2車線以上の自動車専用道路で、渋滞時に使える運転支援
- 自動運転ではないので、作動中も前を見ておく必要がある
- 迷ったらEXあり・なしの見積もりを同じ条件で2本取って比べる





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